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2021年8月14日 (土)

【名曲カタログ・64】Downed


☆"Downed" live at Costa Mesa CA(OC Fair) - 08/11/2021

 


☆"Downed" live at Rivets Stadium, Loves Park, IL - 07/04/2021

 

 

 

6月にツアーを再開して以降、トムの代わりにロビン息子テイラー・ザンダーをベーシスト/ヴォーカリストにスイッチした4人編成でライブを続けているCheap Trick

オフィシャル・サイトのsetlistsのページで確認すると、昨年までと同様セットリストを日替わりで細かく変えているようです。最新作「In Another World」からは、これまで"The Summer Looks Good On You" "Light Up The Fire" "Boys & Girls & Rock N' Roll"の3曲を演奏。 7月に入ってから気付くのが"Lookout" "Borderline" "Downed"といった曲がレギュラーでセットリストに入っていること。そして、YouTubeにアップされているライブ動画を見て驚いたのが"Downed"でテイラーがリード・ヴォーカルを担当していることです。

トムが居る時には「Dream Police」収録の"I Know What I Want" またはルー・リード/The Velvet Undergroundのカヴァー曲"I'm Waiting For The Man/Heroin"でトムのヴォーカルがフィーチュアされるのが定番ですが、スタジオ・バージョンでロビンが歌った曲をロビン以外のメンバーが歌うのは異例。1996年の「Sex,America.Cheap Trick」でのツアーで披露された"World's Greatest Lover"の1stヴァースをリックが歌った以来かと思われます。

"Downed"のオリジナル・バージョンは1977年リリースの2ndアルバム「In Color」に収録されましたが、書かれたのはCheap Trickのアルバム・デビューよりずっと前の1970年代初期。当時オーストラリアへの移住を考えていた作者リックの思いが反映されています。歌詞にあるように自殺にも言及したダークなテーマと、ポップな曲調の融合がユニークな曲で、陰影が強かった1stアルバムより一転して明るくコンパクトな曲が軒を連ねる「In Color」の収録曲の中では異彩を放っている1曲といえます。

スタジオ・バージョンのロビンの歌唱と同様に、伸びやかで透明感のあるテイラー・ザンダーのヴォーカルが絶妙にマッチングしてとても心地よいです。素晴らしい形で親から子に名曲が受け継がれていますね。





"Downed" 作詞/作曲:リック・ニールセン

プロデュース:リッチー・ズィトー

収録アルバム(スタジオ・バージョン):
In Color(1977)
The Essential Cheap trick(2004)

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