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2019年7月26日 (金)

Pop Gear - 1989年1月号

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1985年から1992年にかけてCBSソニー出版から発刊されていた音楽雑誌「POP GEAR」
あまり知られていませんが、探してみるとCheap Trickが掲載されている号が結構あるのです。1989年1月号には、前年11月に8年ぶりの来日を行った際のメンバーのインタビューが掲載されています。インタビューアは深民淳さん。

Cheap Trickの実力に懐疑的だった深民さんが、お友達に初来日の武道館公演に連れていかれ最高のお気に入りバンドになってしまったというイントロダクションで始まるこのインタビュー。Cheap Trickの音楽がアメリカで受けた要因は、歌詞がラジカルだったからではないか、"Surrender"の歌詞は書き直しを命じられた、とか興味深い回答が色々あるのですが、特にえっ?と思わされるのはトムの「(Cheap Trick復帰前に)スピード・メタルのバンドを組んで、ニューヨークで活動していた」という発言でしょう。

トムの言う"スピード・メタル"のバンド名はSick Man Of Europe。
1970年代初期に活動していた、同名のCheap Trickの前身バンドとは全く別の編成で、トムの他にピート・コミッタ、ジャンナ・アレン、ロン・モンローが在籍していました。1980年トムの脱退後にCheap Trickにベーシストとして加入したことで知られるピートは、このバンドではギターを担当。ロンがドラムス。ジャンナ・アレンは、姉のサラと共にシンガー・ソングライターとして知られ、特にホール&オーツの多くの名曲・ヒット曲に関わったことで名を馳せました。Cheap Trickの「Lap Of Luxury」収録の"All Wound Up"の作曲クレジットに名前があるのは、このバンドでのトムとの繋がりによるものでしょう。

ニューヨークのGBGB'S等でライブを行い、そのレパートリーにはCheap Trick"の"I Know What I Want" "Machine Make Money"(「All Shook Up」レコーディングでのアウトテイク曲)もあったというSick Men Of Europe。残念ながらオリジナル曲の音源を聴いたことがなく、本当に"スピード・メタル"と呼べる音楽だったのか定かではありませんが、もし音源が存在するのであればいつか聴いてみたいものです!

 

☆The Flame(Music Video)

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