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2018年7月 7日 (土)

【名曲カタログ・54】That '70s Song

◆来日公演まであと96日◆

2000年にリリースされたグレイテスト・ヒッツ・アルバム「Authorized Ggreatest Hits」(日本版タイトル「グレイテスト・ヒッツvol.2」)に唯一収録された新曲が"That '70s Song" アメリカで放送されていた30分のTVドラマ「That '70s Show」のシーズン2(1999年9月~2000年の5月)のテーマソングとして使われ、同番組のサウンドトラック・アルバム「That '70s Show presents:That '70s Rockin' Album」にも収録されました。名作として名高いBig Starの1stアルバム「#1 Record」収録の"In The Street"を、歌詞を一部変えてカヴァーしたもの。付け加えられたコーラス・パート"We're All Alright!"に注目。プロデュースしたのはジュリアン・レイモンドですが、ご存知のように、後に("Surrender"でも出てくる)このフレーズをタイトルにしたアルバムが2017年にリリースされます。

当時、Cheap TrickがBig Starの曲をカヴァーすると聞いて、嬉しかったと同時に驚きました。両者とも、"パワー・ポップの元祖"と称されることの多いアメリカン・ロック・バンド。ラウドなギター・サウンドとキャッチーな歌メロを備えたロックンロールという共通点はありますが、その音楽性はかなり異なります。簡単にいうと、Cheap TrickはBig Starよりも、ブリティッシュ・ロックの影響が色濃いより骨太なギター・サウンドを基調にしたハードロック・サウンドを得意にしているといってよいでしょう。

"That '70s Song"はその両バンドの音楽性、サウンドがクロスした位置にある絶妙の選曲といえるカヴァーといってよいと思います。2013年にリリースされた、Big Starの歴史を追ったドキュメンタリー「Nothing Can Hurt Me」の中でリックはこう語っています「"In The Street"はカルト・ヒットだよ。Cheap Trickの曲を聴いたことが無い、Cheap Trickのことを知らない人でさえ、この曲をライヴで演奏すると盛り上がってくれるんだ

仕事での共演こそ実現していませんが、ロック史に残るカルト・スターとして名を残すアレックスとクリス。そしてBig Starの音楽にメンバーは思い入れがあったのでしょう。"That '70s Song"は、オリジナル・バージョンへの敬意と愛情を感じる、素晴らしいカヴァーに仕上がっています。



"That '70s Song"
作詞/作曲:クリス・ベル、アレックス・チルトン、リック・ニールセン
プロデュース:ジュリアン・レイモンド


- 収録アルバム -
Authorized Greatest Hits(2000)

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