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2018年6月21日 (木)

【名曲カタログ・38】Auf Wiedersehen

◆来日公演まであと112日◆

邦題"サヨナラ・グッバイ"

「Heaven Tonight」アルバムを初めて聴いたのは高校2年の時。英語の発音でさえ一苦労で、ドイツ語など手も足も出なかった当時の私にとって、この邦題は有難かったです(笑)

「In Color」(1977)に続き、プロデューサーにトム・ウォーマンを迎えて製作した3rdアルバム「Heaven Tonight」は、初来日公演と時を同じくした1978年4月にリリースされました。ダークでエッジの効いたハードロック・サウンドの1stアルバム、ポップでストレート。コンパクトにまとまったハード・ロック・チューンが軒を並べた2ndアルバム。両者の美点を凝縮したような、バラエティに富んだ名曲が揃ったこのアルバムはアメリカのBillboardアルバム・チャートで最高位48位、日本のオリコン・チャートで最高位11位を記録。確かなステップ・アップを成し遂げました。

「Heaven Tonight」は楽曲のクオリティの高さはいうまでもなく、立体感と厚みのあるサウンドの構築に成功し、またポップな曲からヘヴィな曲までバラエティが増しました。この理由として大きかったのは、ゲストのキーボーディスト・ジャイ・ウィンディングの参加。そして、このアルバムのレコーディングで初登場したトムの12弦ベースでしょう。

"Auf Wiedersehen"は、1stシングル"Surrender"のB面に収録された、音も歌詞のテーマ(自殺)もアルバム中最もヘヴィな1曲。地響きのようなトムの重厚なベースに導かれ曲がスタート。激しく鳴る楽器隊に呼応し、ロビンがBye-bye、So longとシャウト・ヴォーカルを響かせます。歌詞ではボブ・ディランの名曲"All Along The Watchtower(見張塔からずっと)"の一節を引用。また、アルバムの最後に収録された"Oh Claire"と併せはじめて歌詞で日本語を使用しています。"Sayonara" "Hari-kiri(腹切り)" "kamikaze"…最初にCheap Trickを熱狂的に受け入れた日本のファンに対して、感謝の気持ちも込められていたのだと思います。

トムのトレードマークとなるベース・サウンドのお披露目と同時に、Cheap Trickのバンド・サウンドの雛型となった"Auf Wiedersehen"は、長きに亘りライブのエンディング曲としてプレイされてきました。





"Auf Wiedersehen"
作詞/作曲:リック・ニールセン、トム・ピーターソン
プロデュース(オリジナル・スタジオ・バージョン):
トム・ウォーマン


- 収録アルバム -
Heaven Tonight(1978)
Sex,America,Cheap Trick(1996)
at Budokan:Complete Concert(1998)
The Essential Cheap Trick(2004)
Raising Hell:The 1970s(2015)

他、多数

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