【名曲カタログ・34】Ain't That A Shame
◆来日公演まであと116日◆
"California Man"と並び、Cheap Trickにとって単なるカヴァー曲を超えた、ライヴにおける必須レパートリーである"Ain't That A Shame" 「At Budokan」(1978)からシングルカットされ、"I Want You To Want Meに続き、Billboard Hot 100で35位を記録するヒットになりました。
オリジナル・バージョンを歌っていたのはファッツ・ドミノ(2017年10月24日没)で、1955年に同曲はBillboardのR&Bチャートでno.1になりました。余談ですが、ファッツと"Ain't That A Shame"を共作したミュージシャン、作曲家のデイヴ・バーソロミューについて調べたところ、1918年12月24日生まれとのこと。誕生日がリック・ニールセンと2日違い。今年の12月、リックの誕生日の2日後にデイヴは100才(!)の誕生日を迎えることになります。
ファッツがCheap Trickバージョンの"Ain't That A Shame"を気に入っており、ファッツがCheap Trickに同曲のゴールドレコードを送ったことが知られています(現在リックが所有しているようです) が、Cheap Trickバージョンのアレンジは、どちらかというとジョン・レノンのバージョン(アルバム「Rock 'n' Roll」(1975)収録)を参考にしているようです。恐らく、ライヴ向けのアレンジにするのにジョンのバージョンは使いやすかったのではないでしょうか。
前述したようにCheap Trickのライブにとって欠かせない"Ain't That A Shame"は、特に大舞台ではかなりの確率で登場します。近年で記憶に新しいのは、2016年のロックの殿堂入り式典におけるシェリル・クロウ、グレイス・ポッター、Chicagoのメンバー、デイヴィッド・カヴァデール、グレン・ヒューズ、スティーヴン・ヴァン・ザント、ポール・シェイファー、ロブ・トーマスという豪華メンバーとの共演。出演者たちの楽しそうな姿が印象的でした!
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"Ain't That A Shame"
作詞/作曲:ファッツ・ドミノ、デイヴ・バーソロミュー
プロデュース(「at Budokan」オリジナル・バージョン):
Cheap Trick、ジャック・ダグラス
- 収録アルバム -
At Budokan(1978)
At Budokan:The Complete Concert(1998)
Silver(2000)
The Essential Cheap Trick(2004)
Raising Hell:The 1970's(2015)
Greatest Hits:Japanese Single Collection(2018)
他、多数
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